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【徹底比較】英語論文を「読む・書く」ときに使えるオススメの本(理系文系 / 医学)を比べてみた

こんにちは!

昨年度まで理系の生物基礎研究をやっており、今年度から医学系研究を始めていますArisaです。

 

英語論文を読んだり、書いたりする時に「この単語ってどういう意味?」「どの単語やフレーズを使えばいいの?」と思ったことありませんか?

この記事ではアカデミックな英語表現を学ぶことができる本を4冊を紹介し、それぞれの本がどんな人に適しているのかを比較しています。

これを読めば、英語論文を読んだり、書くことにチャレンジしたくなるでしょう!

 

女の子
英語論文を読んだり、アカデミックな英文を書きたいんだけど、英語表現がどう使われているのかわからない
うんうん。研究で英語を使う時に悩むよね。
Arisa
女の子
何か参考書みたいなものありませんか?
そうだね、それじゃあどの参考書があってるか一緒に考えていこう!
Arisa

 

 

 

英語論文に触れること・書くことは大事

 

研究室に配属されてから、学術的な英語に触れることは避けられないですよね?

ジャーナルクラブは英語論文を解釈してわかりやすく発表しますし、実験報告が英語でプレゼンということもありますよね。

私は院生になってからジャーナルクラブと実験報告どちらも英語で、さらに臨床論文を読むことに必死です。

 

日本語の論文(和文)もありますが、それは日本人にしかわからないですよね。

世界の多くの人が読んでいるのは英語論文です。多くの人に読んでもらえるのは英語論文です。

ということで英語論文を読むことと書くことが必須になってきますね。

 

では、英語論文に多く触れることでどのようなことが身につくのでしょうか?

 

英語論文に触れることで身につくこと

  • 世界の研究者に伝わる英語表現
  • ネイティブの人が使う英文の書き方
  • より簡潔に表せる英単語

 

です。

英語論文での文章の書き方や英単語をより注意深く、意識して読んでみると上記のことが身についてきます。

それだけではなく、実際に研究室で英語を使う場面(ジャーナルクラブ・実験報告などの発表)で言いたいことを英語でよりスマートに伝えることができます。

 

それでは、なぜ英語で論文を書くことが重要なのでしょうか?

それは

  • 世界の人に自分の研究を知ってもらうため
  • より大きな世界に貢献するため

であると考えています。

英文誌に論文が掲載されることで自分の研究が評価される機会自分の研究に注目してくれる研究者が増えることは想像できますよね?

 

 

 

 

この記事でわかること

 

今回は、図書館や本屋、インターネットでよく見かける英語論文に関する参考書を私が実際に読んでみました。

理系文系に構わず幅広い分野の方向けの本を2冊医学系研究でこれから論文を書く方向けの本を2冊紹介します。

この記事ではそれぞれの本を「こんな学生・院生が読むのがオススメ」ということがわかります。

 

それでは紹介していきます!

 

 

 

【理系・文系どちらでも】英語論文を扱う時に役立つ本

 

最初は分野に関わらず、学術研究をしている学生・院生に役立つ本を紹介します。

今回紹介するのはこの2冊です。

  1. [増補改訂版]はじめての英語論文 引ける・使えるパターン表現&文例集
  2. 最新 英語論文によく使う表現 基本編

 

 

 

[増補改訂版]はじめての英語論文 引ける・使えるパターン表現&文例集


 

レベル 初級(はじめて英語論文を読む人)〜
学べること
  • 英文の書き方の簡単なポイント
  • フレーズと類語(言い換えなど)
  • (英語論文の)図解でわかる原稿の形式

 

これは英語論文をこれから読む人や書く人にとって良い一冊だと思います。

英語論文を書くときのポイントが書いてありますが、
読むだけの人にとっても「ネイティブの人はこのようなことを意識して英文を書いているのか」ということが掴めます。

フレーズや英単語はそれほど多くないので
英語論文に触れ始めたばかりの人も読みやすいと思います。

個人的にはそれぞれの表現パターンを使うときの
ニュアンス」や「大事なこと(意識すること)」が書いてあるのがとてもためになると思いました。

 

 

 

最新 英語論文によく使う表現 基本編


 

レベル 中級(英語論文を書く人)〜
学べること
  • 熟語や類語
  • 用例
  • (英語論文の)書き方の細かい形式

 

学術的に使える英語表現を増やしたい人・英語論文を書こうとしている人にオススメの1冊です。

とにかく、単語や熟語の数が圧倒的に多いです!

表題や謝辞、参考文献などの書き方もかなり詳細に書かれています。

個人的には英語論文を書くときのチェックリストが載っていたのが良いと思いました。

チェックリストで確認しながら書いていくと安心ですね。

 

 

 

【医学系】英語論文を扱うときに役立つ本

 

次は医学生で研究をしている方、私のように他分野から医学系研究に移った学生や院生に役立つ本を紹介します。

今回紹介する本はこの2冊です。

 

  1. アクセプト率をグッとアップさせるネイティブ発想の医学英語論文
  2. 必ずアクセプトされる医学英語論文 完全攻略50の鉄則

 

 

 

アクセプト率をグッとアップさせるネイティブ発想の医学英語論文


 

レベル 初級(医学英語論文を読む人)〜
学べること
  • 医学英語論文で使われる英単語やフレーズ
  • 医学英語論文で使われる表現
  • センテンスの作成のコツ

初めて医学論文に触れる方にとって役立つ一冊です。

論文の書き方というよりも英語表現に重点をおいています

英単語が医学英語論文の中でどんなニュアンスで使われるのか勉強できます

個人的には単語の例文が医学に関するセンテンスで、医学の専門用語にあまり触れたことない人にとってためになるのではないかと思いました。

 

 

必ずアクセプトされる医学英語論文 完全攻略50の鉄則


レベル 初級(医学英語論文を書く人)〜
学べること
  • 英語論文を書く準備
  • それぞれのセクション(Introduction, methodsなど )ごとに重要なこと
  • 論文投稿について(全般)

 

これは初めて医学英語論文を書く人が書く前に読んだ方が良い一冊です。

医学英語論文を書くにあたって「これはダメ」「こうすると良い」がはっきり書かれています。

これも医学論文に特化しているので医学のセンテンスで学ぶことができます。

個人的には論文投稿についての流れがしっかり書かれているため
実際に論文投稿する前にこれで予習できると思っています。

 

 

まとめ【英語論文を読む・書く時に使える本】

 

今回は、「英語論文を読む・書く」時に使える参考書を紹介しました。

紹介した本について最後にこんな人にオススメというのをまとめます↓

 

 

後半は医学系向けに偏ってしまいましたが、読んでみたいという本は見つかったでしょうか?

この記事が研究をする上で役立ったら嬉しく思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

Arisa

地方国公立大学から旧帝大大学院に進学し、生物系の研究をしている修士1年生です。 趣味は読書。 ブラックコーヒーが好きでカフェイン中毒気味です。

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